うつ病を治したい、そのためには抗うつ薬も有効だと言えるのですが、それだけでなくカウンセリングという方法も有効であるということがわかっています。病院によっては臨床心理士・心理療法士などのからカウンセリングを受けることができます。病院でのカウンセリングは、病気の治療の為に行うものなので保険が適用されます。
カウンセリングをしていて、「どうすれば早くこの痛手から立ち直ることができるのでしょうか?」といった疑問を投げかけられることも多いようです。
基本的には「早く」ということは考えないほうがいいのです。心の傷に塗ればぱっと治ってしまう魔法の薬があればいいのですが、心が癒えるにはそれ相応の時間はかかるものです。それを「早く」と思うと、無理なポジティブシンキングの結果、ウツもどき、あるいは本格的なウツ病になってしまったりするのです。
うつ病の人にとって、話を聞いてもらうだけで気持ちの整理がついたり、休職に躊躇していた人が、カウンセリングを受けるようになってから、休職を決定し治療に専念出来るようになったという効果もあるようです。
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